特集:パラグライダー2ページ目/全3ページ

パラグライダーとはどんなものなのでしょう??
パラグライダーの構造
キャノピー
パラグライダーの布製の翼の部分全体のこと
ライン
キャノピーとパイロットをつなぐためのもの。風の抵抗を少なくするために細いロープがたくさん使われる
ハーネス
パイロットがパラグライダーにぶら下がるために身につける、椅子のようなもの
フロントライザー
キャノピー前方側のラインの末端を束ねているベルトのこと。地面に広げたパラグライダーに空気を送り込みパイロットの頭上に上げるために引っぱるコード
ブレークコード
パラグライダーをコントロールする操縦カンのこと。キャノピー後縁の端につながれ、引き戻しによって発生する翼端の空気抵抗を利用して左右のターンや速度調節を行う
1.機体
パラグライダーは、ナイロンなどの丈夫な翼と、座席状のハーネスと呼ばれる機具を紐で繋げるという、必要最低限のもので構成されています。翼には骨組みはなく、前面より空気を取り込み、その空気圧により翼は形成されます。
この翼は、飛行機の翼と同じ役目を果たしていて、空を「滑空」することができるのです。一般的な機体本体の重量は、およそ5〜10kg程です。
2.操作方法
パラグライダーの操縦装置は単純です。両手に持つブレークコードと呼ばれる操縦用のヒモを操作するだけです。右のブレークコードを引くと右に曲がり、左を引けば左に曲がります。
また両方引くことによりパラグライダーの飛行速度をある程度落とすこともできます。上昇下降を操縦で直接コントロールすることは出来ませんが、パラグライダーは秒速1m程度の割合で下降しているので、しばらくの間飛んでいれば希望の高度まで下げることができます。動力のないパラグライダーですが、鳥のように上昇することもできます。
トンビや鷹は、羽ばたきもせずただ翼を広げて旋回しているだけなのに、どんどん高度を上げていくことができます。実は、彼らは「上昇気流」を利用しているのです。
この気流の中に入れば、鳥のように上昇することが出来るのです。それ以外にも、斜面に沿って吹き上がってくる風を利用して上昇したり、高度を維持したりすることもできます。
こうした風に恵まれれば、長い時間飛び続けることも可能です。
3.パラグライダー人口
機材の進化・施設環境の充実により、誰でも気軽にパラグライダーが楽しめるようになってきており、パラグライダー体験人口は、200万人を超えています。
愛好者の人口は2万5000人にのぼり、年齢は10代から80代と幅広く、パラグライダー愛好者の4人に1人は女性です。
4.必要な体力について
10kg程のパラグライダーの装備一式を背負って斜面を登ったり、斜面を走り降りたりしなければなりませんが、特別な体力や身体能力は必要ありません。
少なくともスキーやテニス、ジョギングができる程度の体力があれば問題なくパラグライダーはできます。
ハンググライダー
ハンググライダーとパラグライダーとの構造的な一番の違いは骨組みの有無です。パラグライダーの翼は長方形の布だけで骨組が無いのに対して、ハンググライダーの翼はブーメラン形でパイプの骨組みが有ります。飛行速度は、時速25〜80km(通常35km程度)と、パラグライダーに比べほぼ2倍のスピードがでます。ハンググライダーもグライダーの一種ですから動力はありません。離陸も着陸も人間が担いで走らなければなりません。単に滑空するだけですと5分程度しか飛べないのですが、機体を操縦して上昇気流をうまく使えば、高度1500mもの雲の中を飛んだり、30kmもの距離を無着陸で飛んだり、3時間以上も飛び続けたりすることもできます。
スカイダイビング
スカイダイビングとはヘリコプターなどに乗って3000〜4000mまで昇り、そこから機外に飛び出して下降するスポーツです。一定の高度に達したらパラシュートを開いて着地します。このパラシュートは、パラグライダーの翼とよく似ていますが、根本的に違う構造になっています。スカイダイビング用のパラシュートは、時速200kmを超える速度で確実に開き、その衝撃に耐え、人間が着地するのに安全な速度まで減速するのが目的のため、パラグライダーのような操縦性や滑空性能は持っていません。
5.ライセンス
パラグライダーには、自動車や飛行機のような国家資格はありません。しかしスキューバダイビングなどと同じように、「この人はこれだけの技量と知識を持っています」ということを証明する「技能証」というものがあります。
必要な技能証を取得していないと、他のフライトエリアで飛ぶことは許可されません。ライセンスは、JHF((社)日本ハング・パラグライディング連盟)とJPA(日本パラグライダー協会)の2団体により発行されており、いずれも5段階のライセンスから構成されており、4段階目の「パイロット証」を取得することで、様々なフライトエリアで自由にフライトすることができます。
6.競技
パラグライダーの競技会には、ジャパンリーグから草大会まで様々なものがあります。
ワールドカップやジャパンリーグなど、最前線の協議会で行われているのは速さを競うレースです。指定された距離・コースを、いかに早くゴールするかを競います。一般の人が参加する競技会では、目標物にいかに近く着地できるかを競うターゲットや、指定されたコースをフライトし設定した時間ぴったりにいかに戻って来れるかを競うセットタイムなどがあります。
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